EnOcean Gadget

EnOcean無線通信デバイスを使用したIoTトータルサポート

EnOcean(エンオーシャン)とは、2001年にドイツで起業された会社名(EnOcean GmbH)で、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを取得し、電力に変換するエネルギーハーベスト(環境発電)技術を活用した無線通信の国際規格です。新時代における社会の様々な問題点が浮き彫りになるなか、EnOceanのエネルギーハーベスティング無線通信技術を組み込んだIoTシステムの構築が明るい未来へのひとつの鍵になるのではないかと、多様なシチュエーションに対応した『EnOcean Gadget』の開発を続けています。

EnOcean無線センサーラインナップ

▼ 電池の要らないEnOcean無線センサー

動作に必要な電力を完全に発電により賄うことができる『完全電池レス仕様』デバイスのラインナップです。一部製品においては、使用方法や設置環境によってバックアップ電池が必要になる場合があります。

▼ 長寿命電池を備えたEnOcean無線センサー

長寿命電池を搭載した無線センサーのラインナップです。使用方法や設置環境により前後するものの、10年程度は電池交換の必要なく動作が可能な製品です。

▼ 外部電源が必要なEnOcean無線デバイス

外部電源に接続することにより動作する無線デバイスです。接点入出力を行う機器など、IoT化はもちろんIoT化せずともオンプレ環境で活躍する製品もラインナップしています。

EnOcean無線センサーで計測したデータをインターネットに

iot-mos-Gateway WiFi Ether
iot-mos-Gateway WiFi/LTE

iot-mos Gateway

EnOcean無線モジュールを使用したセンサーやスイッチなどの『EnOcean Gadget』から送信されたデータを受信し、Wi-FiやLTE-M、Ethernetを通じてクラウドサービスや専用サーバーに送信するデバイスです。
iot-mos-Gateway 製品仕様
低消費電力設計
本機はイー・フォース株式会社製RTOS【μC3】を使用し、コンパクトで安定した動作を実現しています。組込みOSがコンパクトで、電力消費の大きい高性能なCPUを使用する必要がないため、消費電力を1W以下に抑えた運用が可能となっています。

無給電ソーラーシステムで屋外の電源確保

山間部など電源の確保が困難な場所でも、無給電ソーラーシステムを併用することで長期にわたり運用が可能です。LTEゲートウェイは低消費電力設計のため、太陽光発電が困難な悪天候が続く状況でも、バッテリーだけで最大3日間程度の稼働が、弊社が長期的に行っている実証実験の結果として得られています。
無給電ソーラーシステム

EnOcean無線通信を活用したIoTサービス

ダイセン電子工業ではEnOcean無線通信における数々の実証実験を経て、従来より取り扱ってきた『センサー/ゲートウェイ』に『クラウド』を加えたエッジデバイスからクラウドまで、一貫した開発・IoTサポートサービスを開始しました。それぞれ必要なパートのみのご要望はもちろんお受けしますが、エッジからクラウドまでを一貫してお任せいただくと、導入までのスピード、コスト、カスタマイズからサポートまで、より大きなメリットとともにIoTのご提供が可能です。
EnOcean IoTサービス 組み合わせ

※どのように組み合わせにも対応可能です。

一貫してお任せいただいた場合に得られるメリット

IoTトータルサービス メリット1 迅速な開発と導入
あらゆるコミュニケーションが効率化され、エッジデバイスからクラウドまでの連携作業もスムーズに行えるため、早期導入/コスト低減に繋がります。
万一のトラブル時にも、一貫した開発とサポート体制により、スムーズに問題の追跡から対応にあたることができ、迅速に解決に向かうことができます。
IoTトータルサービス メリット3 柔軟なカスタマイズ
エッジデバイスからクラウドまで一貫して自社で開発を行うことにより、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが、柔軟かつスピーディに対応可能です。

クラウド設定はとても簡単

クラウドの管理画面はシンプルで操作も簡単です。ゲートウェイ・センサーの機器情報、設置箇所に関する情報を登録するだけなので、設定変更やセンサーの追加などもユーザーで簡単に行っていただけます。またデータの可視化などアプリケーションの開発も承ります。
クラウド管理画面 ダッシュボード画面
クラウド管理画面
ダッシュボード画面

外部のシステムとの連携も可能

弊社のクラウドでデータを集約・解析し、API経由でリクエストに応じたデータを提供します。必要なタイミングで必要なデータのみを取得できるため、ユーザー側の既存のシステムやその他外部のアプリケーションとの連携も簡単に行うことができます。
外部アプリケーション使用時も安心
外部システムとの連携

EnOcean無線センサーを使用したIoT導入事例

ダイセン電子工業では、EnOcean無線センサーを使用したIoTシステムの導入・実証実験を様々行ってきました。その中からいくつかの事例を下記に列挙しています。これらをヒントにご自身の環境におけるIoTの導入をご検討ください。環境に合わせたIoTの構築をご提案いたしますので、ご興味お持ちの際はお気軽にお問い合わせください。

#01

ランドリーの
利用状況可視化

ホテルなどの洗濯機の利用状況をリアルタイムで可視化できます。これにより施設利用者は混雑状況を簡単に把握できるようになります。

電流センサー

#02

冷蔵/冷凍庫等の
温度管理システム

温度センサーを使用することで薬品や食品の安全を確保するための重要なデータを取得・記録できます。

温度センサー

#03

オフィスの
在室表示システム

役員室などオフィスの使用状況をリアルタイムで可視化することで、瞬時に役員の在室/不在を確認できコミュニケーションがスムーズに。これにより無駄な時間や手間が削減され業務効率が大幅に向上します。

マルチセンサー

#04

トイレの
利用状況可視化

トイレの利用状況をリアルタイムで可視化できます。これにより施設利用者は混雑状況を簡単に把握できるようになります。弊社の案内表示システム『ノックは無用!』は、様々なタイプのラインナップとなっています。

スイッチストライクエアー

EnOceanアライアンス

ダイセン電子工業は『EnOceanアライアンス』のメンバーです。

時代の流れに沿ったエネルギーハーベスティング技術を利用したEnOcean無線通信の持つ、未来への大いなる可能性に、ダイセン電子工業三十余年のリモコン技術を乗せて、私たちが描く『明るい未来』のために貢献したいと考えています。

商品の開発・改良に関するご要望・ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。